手のツボ健康法

　　

　不眠はストレスが大きな要因と考えられるので、手のひらの中央にある「心包区」、その上の「手掌区」の二ゾーンと、中指の爪のはえぎわにある中衝（ちゅうしょう）への刺激がよく効きます。指を使って柔らかくもみほぐすようにして刺激します。
　また、手の甲の親指と合谷（ごうこく）付近をもみほぐすのも効果があります。手首、足首を回すのもよいでしょう。神経を休め、眠りに入りやすくなります。また、足の裏のかかとをコーラのビンなどで軽くたたくと効果が上がります。
　また、日頃から首の運動をして頚部をやわらかくしておくことも大切です。

　［ミツバチやセロリは、からだ全体のバランスを調整し、血行をよくするので不眠症の薬といわれています。ホットミルクもからだを温め、神経を鎮めるので効果があります。また、玉ネギ半分をきざんで温めしょうゆを少々かけて食べるとよく眠れるようになります。］
　※幼児を眠らせるとき、よく母親は子守歌を唄いながら幼児のおしりをポンポンと軽く叩きますが、これはおしりを叩くことによって、幼児の気持ちが落ち着くのと同時に、幼児の頭部の血液がスーッと下がって眠くなってくるからです。このように頭に上がった血液を下げることが必要で、そのためには手足を温めるのも効果があります。



〈不眠症に効く食べ物〉

　

　手のひらの人差し指の第一関節上にある大腸と、人差し指の真下に位置する「胃・脾・大腸区」と、手の甲側の人差し指の付け根にある二間（じかん）の三つを、あまり力を入れずに押してやれば不快なおなかの張りもスーッと消えます。　　　　　　　　　

　

　冷え性の特効ツボは、手の甲側の手首のやや小指寄りにある陽池です。全身の血液循環やホルモンの分泌を支配する重要なツボなので、ここを刺激してやれば、全身のすみずみにまで血液が充分にいきわたり、ホルモンのバランスがとれ、体が芯から温まります。
　刺激法は緩刺激で、ゆっくり押しもみするのが効果的です。

　この他にも、薬指の爪のはえぎわの関衝、命門、手心が挙げられますが、これらをあわせて刺激すれば、さらに高い効果が得られます。



〈冷え性に効く食べ物〉