●ニンニク
●主な成分:ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、アリシン
●効能:便秘、風邪、冷え性、たん、気管支炎、動脈硬化症、血栓症、疲労回復、滋養強壮、精力増強、喘息、倦怠感
○臭気の成分であるアリシンはビタミンB1と結合するとアリチアミンとなり、これが消化機能を健全にし、便秘を解消させる。〈D〉
○また、アリシンには強い殺菌効果と保湿作用があるため、風邪や冷え性にも有効。たんの切れをよくして、気管支炎にも効果的。少量ずつとれば、動脈硬化症、血栓症の予防にもなる。〈A〉
○アリチアミンは万病に効くといわれ、著しい
疲労回復効果がある。また、炭水化物を効率良くエネルギーに変えるため、疲れにくくなり、強壮
効果を発揮。〈A〉
○スコルジニンには新陳代謝を活発にする作用や、ビタミンB1の効力を高める働きがある。アリチアミンとスコルジニンの相乗効果で精力増強
や、疲れにくい体質作りに有効。〈A〉
このほか、ニンニクを蒸したものを毎日食べていると喘息が自然に治るといわれています。また、喘息の咳が込み上げて苦しい時はニンニクのしぼり汁を盃一杯飲むと楽になります。〈B〉
また、ニンニクには利尿作用があり、老廃物を外に出してくれるので、心臓病や動脈硬化、むくみ、皮膚障害などに有効です。おろしたニンニクに水あめを練り混ぜて、毎食後に1さじずつなめるのが効果的です。〈B〉
※ニンニク、ネギ、ニラなどのユリ科の野菜は、ビタミンB1の吸収率が極めて高いので、インスタント食品、清涼飲料水、スナック菓子などを多く飲食することによるビタミンB1不足から、足や体がだるい、眠い、気力が続かない、足がむくむなどの症状がある人は、続けて食事に取り入れるといいでしょう。〈A〉
【注意!】ただし、ニンニクは食べ過ぎると、胃腸の粘膜を荒らしたり、貧血を起こす恐れがあるので、1日の摂取量は1片程度にしましょう。特に空腹時の生食は避けましょう。〈A〉