●カキ(牡蠣)
●主な成分:グリコーゲン、タウリン(アミノ酸)、ヨード、鉄分、ビタミンB12・C・A、カルシウム、亜鉛
●効能:スタミナ増強、肝臓病、高血圧症、低血圧症、視力強化、悪性貧血、強精
カキは、スタミナ食の代表といわれるレバーにも劣らない成分を有する栄養の宝庫です。5月〜8月は繁殖期にあたり、産卵のため体内の栄養分を消費するので、この時期を過ぎた11月〜2月が栄養も豊富で最も美味しい時期です。
○カキに含まれるグリコーゲンが、肝機能を促進し、体内で肝臓に蓄積され、エネルギー不足を補う。
○タウリンはイカやタコの倍以上含まれており、タウリンにはコレステロール値を抑え、脂肪の消化吸収を促進、血圧を正常に保ち、視力を強化する作用がある。タウリンは水溶性なので、殻つきの方が効果的。(殻に残った汁も飲むようにしましょう。※生ガキにつきもののレモンはビタミンC、クエン酸の働きによってタウリンの損失を防いでくれます。)
○鉄分とビタミンB12、銅、ヨード、マグネシウムなどがあいまって、悪性の貧血を回復させる。
○ビタミンA・B1・B2・C、カルシウム、ナイアシンなどを含み、栄養たっぷりで、冬から春にかけてのスタミナ源になる。
○カキに大量に含まれる亜鉛は、人間の細胞には微量でも必須な成分で、精力増強にも欠かせない。不足するとまず、味覚障害が起き、男性では精子減少症を招き、女性では妊娠しても胎児が育たなくなる。
すぐにスタミナをつけたいときは、フライにしましょう。油で揚げると消化が速く、効果がすぐに現れます。