●さつまいも
●主な成分:食物繊維(セルロース)、ビタミンC・B1、ヤラピン、カルシウム、カリウム、カロチン(ビタミンA)
●効能:便秘、大腸ガン、風邪、しみ、ソバカス、高血圧症、動脈硬化症
○じゃがいもの2倍もの豊富な食物繊維(セルロース)が腸を刺激し、さらに皮の近くにあるヤラピンという緩下成分には排せつを促し、腸内を掃除する働きがあるため、便秘の解消にたいへん有効。便秘を予防・改善し、有害物質を体外に排出するので大腸ガンの予防にも有効。
○ビタミンCも豊富(さつまいも1本に1日の必要量が含まれている)で、しかも、他の食物に比べ、熱にも壊れにくい特徴がある。ビタミンCは、のどの粘膜を強化し、風邪を予防、メラニン色素の沈着を抑え、しみやソバカスを防ぐ、などの効果がある。
また、コレステロールを減少させ、高血圧症、
動脈硬化症にも有効。(とくに、高血圧症の人は、余分な塩分を体外に排出するカリウムも豊富なので、積極的にとるといいでしょう。)
さつまいもの食物繊維は皮の方に多く含まれているので、皮はむかずによく洗って調理し、皮ごと食べるようにしましょう。
また、皮に含まれるミネラルには、糖質の異常発酵を抑える働きがあり、胸やけやガスを防ぐことができます。