●ゴボウ
●主な成分:食物繊維(セルロース、リグニン)、イヌリン、鉄分、アルギニン、カルシウム
●効能:便秘、ガン、貧血、利尿、美肌、強壮・強精、冷え性、低血圧、扁桃腺、口内炎、歯茎の腫れ
○リグニン、セルロースなどの食物繊維には、腸の働きを活発にし、便秘を解消させ、体内のコレステロールを排出させる作用がある。(※ただし、腸の弱い人の場合は、お腹が張るなど不快な症状が出ることがあるので、食べるときは少量にしましょう。)
○食物繊維は、便秘を改善し、有害物質を排出するため、大腸ガン・直腸ガンを予防。さらに、リグニン自体に抗菌作用があり、大腸ガンだけでなく、ガン細胞全般の発生を抑えることが分かっている。〈A〉
○鉄分が貧血の改善に有効。
○炭水化物の1種であるイヌリンには、利尿作用があり、腎臓の機能を高める。血液をきれいにし、吹き出物を防ぎ、美肌効果がある。
○ゴボウに含まれるアミノ酸の1種アルギニンには性ホルモンの分泌を助ける働きがあり、強
壮・強精効果がある。
このほか、ゴボウには体を温める効果があり、
冷え性や低血圧の改善に有効です。
また、ゴボウの根と葉に含まれるタンニンには、消炎、止血、制菌作用があります。根や葉を煎じたものでうがいをすると、扁桃腺や口内炎、
歯茎の腫れに効果があります。〈A〉
ゴボウはアクが強いので、調理の前にアク抜きをしましょう。泥を流水で落としたあと、たわしなどで皮をこすり、ささがきにして水にさらし、その後さらに酢水につけます。